三条信用金庫が三条市本町2の旧店舗跡に新築した中央支店が19日、オープンした。あわせてこの日から12月18日までの1カ月間、「三条市出身作家によるロビー展」を開き、同金庫所蔵の岩田正巳や広川操一など市出身作家9人の作品を展示している。
午前9時に、中央商店街の通りに面する正面玄関前でセレモニーを行った。明け方の放射冷却で冷え込んだものの青空が広がるなかオープンを待つ20人余りを前に、西潟精一理事長が「よりいっそうのご愛顧をお願いします」とあいさつした。
西潟理事長、佐藤英一中央さんしん会会長、遠道一哉中央支店長、取引先代表の(有)鈴半呉服店の鈴木国彦社長、(株)浅間家具店の浅間綾子さんの5人でテープカットを行い、新店舗での営業を開始した。
19、20日はオープニングフェアで「秋の味覚福引大会」を行っている。同支店で定期預金や定期積み金、個人ローンなどの取引をした人を対象に「秋の味覚福引大会」を行っており、対象の来店客はブドウやナシなどの賞品が並べられたコーナーでさっそくくじ引きをして、秋の味覚を手にしていた。
また、「三条市出身作家によるロビー展」は、同金庫所蔵の絵画など9人の作家の9点を展示。一堂に展示するのは、同金庫100周年の事業で本店内に展示したことがあるが、支店での展示は今回が初めて。
見応えのある作品が並び、来店客は顔を近づけたりしながらじっくりと鑑賞する人も多かった。同ロビー展は、同支店との取引がなくても平日午前9時から午後3時の営業時間であれば、だれでも鑑賞できる。展示作品は次の通り。敬称略。
▲岩田正巳「富貴花」(日本画)▲高橋敬「ノートルダム・ド・パリ」(洋画)▲広川青五「椅子に倚る女」(染色)▲広川操一「花菖蒲」(日本画)▲常盤木隆正「双翔(受贈)」(彫漆)▲清水敦次郎「風景」(洋画)▲斉藤シン「ランプ」(洋画)▲大桃寛「あじさい」(洋画)▲鶴巻三郎「仲よし1」(人形)