06年に合併した燕市の旧3市町の一体化を図る「つばめはひとつプロジェクト」の一環で、さらに教育にも役立てようと燕市は「つばめっ子かるた」の作成と「燕ジュニア検定」に取り組んできた。
燕ジュニア検定は14日行われ、主な対象とする市内の3年生以上の小学生のうち8割以上がが受検して注目も集めた。おかげで、つばめっ子かるたの影が薄れた印象があるが、なかなかどうして好評だ。
友人の家では、子どもがきょうだいでつばめっ子かるたに熱中しているという。読み札の字句を暗記している子どもも珍しくないようだ。以前、鈴木力市長から、今の子どもはかるたよりカードゲームだったのではという弱気(?)な発言もあったが、テレビゲームが日常の子どもたちには、逆にアナログなかるたが新鮮に映ったようだ。
燕ジュニア検定の取材で小池小学校へ行き、おもしろいものを見つけた。階段一段ごとにつばめっ子かるたの読み札の字句を印刷した紙が張ってある。数カ所の階段に同じように張ってあり、これなら児童が自然に字句を覚えられる。ナイスアイデアで、こうした学校の現場での応援もつばめっ子かるたの人気に奏功しているのだろう。
11月も後半になり、ここまでくれば年末年始まであっという間。正月は燕っ子なら、つばめっ子かるたでかるた取りをしたい。