燕市の合唱団「コーロ・スプラウト」の2年ぶり2回目の自主コンサート「笑顔を忘れないで」に約300人が来場してさわやかな歌声を楽しむ (2012.11.25)

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燕市の合唱団「コーロ・スプラウト」(田野正則代表・団員28人)は24日、燕市文化会館で2年ぶり2回目の自主コンサート「笑顔を忘れないで」ふれあいコンサートを開き、来場した約300人は晩秋にさわやかな歌声を楽しんだ。

燕市文化会館で開かれた燕市の合唱団「コーロ・スプラウト」の2年ぶり2回目の自主コンサート「笑顔を忘れないで」ふれあいコンサート
燕市文化会館で開かれた燕市の合唱団「コーロ・スプラウト」の2年ぶり2回目の自主コンサート「笑顔を忘れないで」ふれあいコンサート

4部構成で「コーロ・スプラウト」は団員28人のうち25人が出演し、全員合唱や男声コーラスを披露。幼児からおとなまで25人の団員がある燕市吉田児童センター合唱団「カラフル」も出演し、須貝智郎ミニライブ「〜絆〜」も行った。

燕市南町に生まれ、10万人に1人とも言われる小児慢性特定疾患胆道閉鎖症のため、2003年に17歳で亡くなった岡村可奈子さんが作った詩を曲にした、コンサートのタイトルにもなっている『笑顔を忘れないで』をコーロ・スプラウトとカラフルで一緒に演奏した。

『笑顔をわすれないで』を作曲した山形県南陽市の須貝智郎さんによるミニライブ
『笑顔をわすれないで』を作曲した山形県南陽市の須貝智郎さんによるミニライブ

演奏前に岡村さんの短かった生涯をスライドやメッセージとともに紹介した。可奈子さんの闘病生活を支えた当時の小児外科の担当看護師、カラフルのメンバーの『笑顔をわすれないで』との出会いの話も。目をうるませて聴き入る人も多く、込み上げる気持ちにしみこむように『笑顔をわすれないで』のストレートなメロディーが響いた。

ミニライブを行った須貝智郎さんは、その作曲者。山形県南陽市に住み、フォークギターの弾き語りで来場者をわかせた。

最後は会場がひとつになって『笑顔をわすれないで』の合唱と元気体操
最後は会場がひとつになって『笑顔をわすれないで』の合唱と元気体操

燕市にちなんだ曲『つばめ』も演奏し、フィナーレは『笑顔をわすれないで』を会場全体で合唱と元気体操。市内の小中川、小古津新、大船渡、勘新の4町内の高齢者が利用するふれあいサロン「たっしゃらかね」が取り組んでいる『笑顔をわすれないで』にあわせて体を動かす体操で、「たっしゃらかね」のメンバーがステージに上がって手本を示し、メンバーの「たっしゃらかね!」に来場者の「たっしゃらて!」のユニークなコール&レスポンス。みんなで声を出し、体を動かしてたくさんの笑顔とともに締めくくった。

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