三条魚市場を利用する割烹や料理店などでつくる三条魚市場新鮮組(石橋昭尚会長・38人)は26日、先に開いたイベント「秋の収穫祭〜味覚祭り」のふるまい汁の募金1万7,077円を食育に役立ててほしいと三条市に寄付した。
午前11時半に石橋会長と唐沢貴博副会長の2人が市役所を訪れ、国定勇人市長に善意を包んだのしぶくろを手渡した。
「秋の収穫祭〜味覚祭り」は、三条魚市場で一般客を対象に同市場をPRしようと毎年開いているイベント。ことしは11日に開き、マグロの解体や競り販売、エビカツバーガー、料理店などで使用していたセトモノの販売、餅つき試食会、水風船・スーパーボールすくいなどを盛りだくさんのイベントを行った。
恒例の「ふるまい汁」は、プロ特製の鮭汁や豚汁を600食から700食を無料で提供。今回初めて募金箱を設置して、気持ちを入れもらい、そこに寄せられた善意を寄付した。
三条魚市場新鮮組は、以前は、同組合の青年部として、料理店などの若手の交流の場だったが、近年は、秋の感謝祭をメーンに、市内の公民館の「男の料理教室」講師、三条マルシェへの出店、ボランティア活動など地域貢献の活動も行っている。
国定市長は、「みなさんによろしくお伝えください」と寄付の礼を述べるとともに、三条市の活動につながっているさまざまな活動にも感謝した。