私たちの三条市をつくる市民の会(村上幸一会長)は27日、三条東公民館でパルム裁判説明会を開いた。この日、行われた三条昭栄開発(株)=代表取締役・国定勇人三条市長=が、すでに解体されているパルム1の地元地権者に対して所有権移転登記手続きを求める訴訟の裁判が、同日で弁論を終結し、2013年1月29日に判決が言い渡されることなどを説明した。
午前10時から新潟地方裁判所三条支部で開かれた裁判は、書面の確認などを行い、「本日、弁論を終結します」と裁判官が述べ、判決の言い渡しは1月29日午後1時10分からとして数分で終わった。
その後、傍聴していた会員らも会場を移動し、説明会に出席。村上会長はあいさつで、「この裁判も約1年半かけて、今日終結した。また、来年1月29日に判決がくだると裁判官から言われた。本当に長い裁判」と話し、関係者に感謝した。
続いて、被告である地元地権者の代理人弁護士2人が、この日の内容について説明し、出席者の質問に答えた。