97年に燕市で発足、創立15周年の合唱グループ「第九を楽しく歌おう会」は、12月2日午後2時から燕市文化会館で恒例の「歓喜の第九演奏会」を開く。指揮は堀俊輔氏で、中央で活躍するソリスト、県内各地からの特別編成合唱団の約120人、さらに7年ぶりとなる新潟交響楽団のオーケストラ約80人の演奏による総勢約200人の大編成で節目の年の『第九』を歌い上げる。
創立15周年を記念した演奏会でサブタイトルは「こころひとつに 感動・感謝、今ここに!」。2部構成で、1部は、燕西小学校合唱クラブと燕中学校合唱部の演奏(曲目未定)、モーツアルト:レクイエム ニ短調K.626より怒りの日、ほか。
第2部に、ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱付き」。指揮の堀氏は、国内外で活躍し、現在は中部フィルハーモニー交響楽団正指揮者、プロダクションアドヴァイザー。県央地域ではめずらしいオーケストラの生演奏で、新潟交響楽団の出演は、1999年と2005年以来7年ぶりの貴重な機会となる。
ソリストに高島敦子さん(ソプラノ)、星野恵里さん(アルト)、高田正人さん(テノール)、押見春喜さん(バス)の4人を迎える。
「歓喜の『第九』合唱団」として、「第九を楽しく歌おう会」メンバーを中心に、これまで合唱を通じて交流を深めてきた燕、加茂、五泉、三条、長岡、見附、弥彦など県内各地の合唱愛好者でつくる約120人の特別編成合唱団が出演する。
入場料は、全席自由で前売り2,000円、当日2,500円。小中学生はいずれも1,000円。未就学児の入場はできない。チケットの取扱いは、燕市文化会館(電話:0256-63-7002)はじめ、燕と三条のプレイガイドで取り扱っている。
「第九を楽しく歌おう会」は、1997年3月、「青少年と共に感動体験を!」と、燕中学校PTAがを中心に発足。合唱指導に押見栄喜さんを迎え、小学生から70歳代と幅広い年齢層が世代を超えて『第九』に挑戦し、98年に堀俊輔指揮、三条市吹奏楽団の演奏で第4楽章を演奏。翌99年には新潟交響楽団演奏で「新潟県民文化祭”99つばめ第九コンサート”」を開いた。2007年に音楽監督に押見栄喜さん、合唱指導に櫻井綾さんが就任。この時期に開く「第九」の演奏会が定着している。