燕市が11月14日放課後に市内15小学校すべてで行った初めての燕ジュニア検定に3クラス合わせて2,587人が受検し、506人が百点満点の「燕ジュニア博士」に。Aクラスの90点以上の6人には教育長特別賞を授与し、最高得点者のいわば“首席燕ジュニア博士”には藤沢健一教育長から直接、教育長特別賞を授与した。
クラス別の受検者はA(超難関)22人、B(難関)242人、C(入門)2,323人で、市内小学生の6割を超す2,587人が受検した。Aは100問出題で試験時間30分、B、Cは50問で20分。それぞれ10点刻みで10級から1級を認定した。
満点者はAクラスはなく、Bが受検者の3.7%の9人、Cが同じく21.4%の497人。満点の「燕ジュニア博士」には認定バッジが授与され、各クラス1割ていどの満点者を想定してCのバッジは200個を製作したが、その2.5倍もの満点者があり、あわててバッジを追加発注するうれしい悲鳴となった。
Aクラスは残念ながら満点者がなく、第1回でもあり、当初の計画になかったが、90点以上の6人に教育長特別賞を授与することにした。なかでもAクラスで最高得点の97点だった燕南小学校6年小林亜未さんには、30日午後1時半に藤沢教育長が同校を訪れて直接、教育長特別賞を授与した。
教育長特別賞は、A4判に左手の親指を立てたウインクした燕ジュニア検定のキャラクター「つばけん博士」を印刷し、ラミネート加工したもの。校長室で小林さんは、はにかみながら藤沢教育長から教育長特別賞を受け取った。
小林さんは1カ月半前から毎晩、寝る前に布団の上で30分間くらい『燕ジュニア検定問題集』で勉強した。の2日前にお母さんから燕市内で最高得点だったが聞き、「勉強したかいがありました」と喜ぶ一方、「満点をねらってました」とちょっぷり悔しさも。音楽の授業が好きで将来はパティシエにとあこがれる12歳だ。
同校の大津正行校長は、『燕ジュニア検定問題集』の副編集委員長も務めており、喜びもひとしお。藤沢教育長は、まだ漢字も読めない1年生が受検し、うち数人はCクラスで満点を取ったことに驚き、「子どもたちがこんなに頑張ってくれるとは思いませんでした」、「地域の運営で検定ができたのが良かった」と喜んでいた。
受検した児童は、週明けの3日までに各小学校を通じて採点した答案用紙を返却、認定証、認定バッジを届ける。