燕市は、災害発生時にコミュニティー放送局「燕三条エフエム放送」が流す災害情報で情報収集できるよう、災害時要援護者名簿に登録されている人に汎用ラジオを配布する。
電池駆動のラジオで、燕三条エフエムの大きなボタンのほかに、FM新潟、FM PORT、NHK FMを一発で選曲できるボタン、それと電源、音量のボタンがあるだけで、操作はシンプル。市内の災害時要援護者名簿に登録されている2,621人に来年1月から順に無償配布し、それ以外の希望する一般市民へも500円で有償頒布する。
燕市では、これまでも70歳以上の高齢者だけの世帯や障害者だけの世帯などに、緊急告知FMラジオを配布している。緊急事態が発生すると起動発信操作で強制的にラジオの電源が入り、災害情報を伝える。しかし高価なこともあり、より多くの市民に燕三条FMの災害情報を届けようと安価な汎用ラジオを配布することにした。