手作りの小物や雑貨などを販売するイベント「カントリー&クラフトフェスタ Vol.10」が2日、三条商工会議所で開かれ、友人同士や家族連れなど子どもから年配まで幅広い世代が訪れ、お気に入りの品物を見つけながら買物を楽しんだ。
4月と12月の年2回開いており、10回目。回を重ねるごとに来場者が増え、出店してみたいという人も順番待ちになるほどの県央地域の人気のイベントだ。
今回も市内外に店をもって営業している人をはじめ、主婦や他の職業をもちながら趣味で作品を製作する人など49店が出店。布小物、雑貨、カントリー木工小物、消しゴムはんこ、トールペイント、アクセサリー、リース、手作りせっけんなどが会場にぎっしりと並んだ。
手編みのミトンや帽子、もこもこのひざ掛けやスヌードなど衣類や雑貨では冬物。クリスマスシーズンの開催とあって、クリスマス用のリースや小物、お正月用の飾りなどの季節を盛り込んだものや家具やアクセサリーなど定番物なども。
各店に並ぶピンク色の雑貨でも、かわいい淡い色合いやポップなショッキングピンク、渋いアースカラーなどなど店によってさまざまで、個性あふれる出店者たちがそろい、来場者も自分のお気に入りを見つけたり、「これは○○さんに似合うね」とプレゼントをイメージしたりする人もいる。
目当ての作家の商品をいち早く手に入れたいと、早い人は開場の1時間半前から並び、午前10時半のオープンにはすでに100人余りの行列だった。
一番乗りは燕市と三条市の20歳代と30歳代の会社員の女性2人。「このためにお金をためてきてます」と毎回、楽しみに来ていると話した。
商品は、100円ていどからあり、じっくりと見て小遣いでヘアピンを買った小学生や、たくさん買物をして、まだ欲しいものがあると軍資金を取りに帰った女性もおり、それぞれのスタイルで、たっぷりと楽しんでいた。