「笛人」こと燕市のフルート奏者、本宮宏美さん(28)は、22日に地元の燕市文化会館でセカンドアルバム「輝(かがやき)」リリース記念ライブを行うのを前に5日、鈴木力燕市長を表敬した。
本宮さんは所属するオトノハコ(株)=新潟市西区=の笠原厚浩社長と2人で午後2時過ぎに市役所を訪れ、ライブのポスターを広げて鈴木市長に紹介した。
本宮さんは、昨年12月発売のファーストCD「息吹(いぶき)」から1年ぶりとなるセカンドアルバムを22日にリリースする。それにあわせた記念ライブは自身初の本格的なホールライブとなる。
笠原社長は、海外からの要望もあり、今回のアルバムは海外版も用意すると話した。本宮さんはアルバムのタイトル「輝」について「輝きにはきらきらしたイメージがあると思いますが、それも陰の部分があるから」と言い、「自分自身の強い部分や弱い部分だったり、はかなさや美しさ、みにくさ、いろいろな感情の振り幅をフルートの音色を通して表現しています」と内面にこだわった。音楽的にはロックやブルース、日本的な要素もあれば無国籍な要素もあり、幅広く取り入れたことなどを紹介した。
今回のライブは燕市教育委員会も後援。4月に燕市文化会館で行われた燕市・水道の塔の改修工事完了を記念した式典とあわせて行われた記念ミニコンサートでも本宮さんが演奏を披露しており、燕市を代表するミュージシャンとして活躍している。
鈴木市長も本宮さんのファンのひとり。ファーストCDは「車に入れ込んでしょっちゅう聴いています」と話し、リリース記念ライブの成功を願っていた。記念ライブは午後3時半開演、チケットは前売り2,500円、当日3,000円でCD付きスペシャルチケットはそれぞれ4,800円、5,300円。問い合わせはオトノハコ(電話:025-211-2213)へ。