7日午後5時18分ころ、三陸沖を震源に震度5弱を観測する地震があった。推定マグニチュードは7.3。宮城県に津波警報、青森県太平洋沿岸から茨城県に津波注意報が発表された。
震度5弱を観測したのは、青森、岩手、宮城、茨城、栃木の5県と広範囲に及ぶ。県内は震度3が最大で、県央地域では三条市、燕市、加茂市、田上町で震度3、弥彦村で震度2を観測した。県によると運転を停止している東京電力の柏崎刈羽電子力発電所には影響は出ていない。
地震の影響でJR東日本は午後5時19分から上下線の運転を見合わせ、5時43分に運転を再開。その後、遅れがでている。燕三条駅着午後5時24分の下り「とき331号」に乗車していた人の話では、長岡駅を出発して間もなく地震発生で緊急停車し、車内の電灯が消えて非常灯に変わり、暖房も切れたという。27分間の停車で運転を再開したが、それほど室温が下がることもなかったが、薄ぐらい車内で不安な時間を過ごした。
燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」は、運転見合わせに伴って待ち時間を過ごす人が一時的に大勢訪れたが、運転再開とともにすぐに人が減ってふだんの状態に戻った。