7日午後5時から燕市・イオン県央店前で行われた衆院選立候補者の街頭演説の応援で自民党の三原順子参院議員が訪れ、自民党が進める経済政策や日米関係の改善など政権公約について話した。
100人余りが集まり、三原順子参院議員はみぞれが降るなか、白いダウンのコートを着て演説を始めた。野田首相の“近いうちに”から4カ月たってようやく解散にこぎつけたが、「テレビをつければ第三極、だれとだれがくっついた、党名も朝と昼と夜と違ってたり、わたしも訳わからなくなってます」。
日本は国難の時を迎えるなか、「政策で勝負をする、そういう選挙戦を行っていきたい」、「わたしたちが何をしたいかを伝えていくのが本当の選挙戦」との考えを示した。
「第一にやらなければならないのは経済対策」で、まずは円高とデフレの解消。11月16日の解散の日に、自民党の安倍総裁が日銀法の改正も視野に入れた大胆な金融緩和、2%のインフレターゲットに言及しただけで、株価が上がり、円安になった。「政治ってこういうことじゃないなでしょうか?」と賛同を求めた。
中長期の経済政策が必要で、野党として3年余りの間、練り上げて鍛えげ上げた政策が今回の政権公約のなかに入っている。経済を成長させるには、「今までのように貿易立国というところにあぐらをかいていないで、しっかりと産業投資立国としてすばらしい可能性がある人たち、企業たち、そういうものにどんどん投資をしようと」。
外交については、「日米関係の足元が揺らいだのは民主党政権3年間のせい。我が国にどんどん仕掛けてきてるじゃないですか皆さん。当然ですよ」と語気を強め、「政権をとらせていただいたら、日米の信頼関係の再構築から始める」。
世界で6番目に広い海をもつ日本を守るためには、海上保安庁や自衛隊の強化が必要で、東日本大震災での自衛隊の活躍も「決して忘れてはならない」。「安倍総裁、石破幹事長、ツートップのもとにわたしたち自民党は新しく生まれ変わったばっかり」で、さらに新しい人材が加われば「自民党はもっともっと新しくなる」と若い力にも期待した。
「これからの自民党をぜひ信用してください、信頼をしてください。わたしたち若い力、新しい力で戦ってみせます」、「戦うのは民主党じゃない、第三極でもない。デフレ、不景気、あるいはわたしたちの主権を脅かす、領土を脅かす、そういうものと戦うのがわが自民党であります」と、そのために必要な人材を国会へ送り込んでくれるよう求めた。