11月に燕三条駅で世界最長乾杯リレーのギネス記録を達成した燕三条青年会議所(五十嵐利行理事長)は、同駅に巨大なギネス達成記念看板を設置して8日午前10時からその除幕を行った。
看板は燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」正面に向き合う壁の前に設置した。幅4メートル、高さ3.6メートル。そこに960人余りの顔写真がぎっしりと並ぶ。
同JCは11月10日、燕三条駅構内を会場に燕三条産の果物と野菜で作ったジュースを燕市で作られたオリジナルエコカップに注いで乾杯リレーのギネス記録に挑戦。これまでのギネス記録487人をはるかに上回る886人の世界新記録を達成した。
失格した人もあり、参加したのは913人。それに燕三条JCの会員も加えて960人余りの顔写真を約7センチ四方サイズでタイル状にぎっしりと埋めた。写真を張らない部分を作って白抜きで「燕三条世界一」の大きな文字を描いた。
参加者の顔写真は当日、乾杯するあとからオリジナルエコカップを手に持ってもらいながらカメラ目線でひとりずつ順に撮影した。960人余りの顔の中から自分の顔を見つけるのは大変だが、左上隅をスタートに右へ、下の段へと乾杯順に並んでいるので、それを目安にすると見つけやすい。写真に写る笑顔を見ると、当日の緊張感や高揚感、苦労がよみがえる。
除幕には会員10人余りが訪れ、五十嵐理事長はギネス記録を達成した事業を「看板と自分たちの心に誇りをもっていただきたい」とあいさつし。会員で看板にかけてあった白布をはずして除幕した。
この看板を背に記念写真を撮りたいという参加者もあるだろうと、だれもが入られる場所に設置したが、21日以降は1日平均3,000人の上越新幹線利用者にPRしようと、改札内に移設する。
また、未定だが日時を決めてギネス記録認定証明書を持って記念撮影できる機会を設けるほか、ギネス社公式の参加証明書(名前入り5,000円、名前なし3,000円)の取り扱いも行う。