8日夜、三条市厚生福祉会館で開かれた衆院選の自民党立候補者の個人演説会で環境相、厚労相を歴任した鴨下一郎衆院議員が応援演説を行い、自民党が政権につけば「鬼になって日本の経済を立て直す」と経済政策を中心に訴えた。
会場は数百人でぎっしり埋まり、自公連立政権を取り戻すため、小選挙区は自民党候補に、比例区は友党である公明党の候補が当選できるように公明党へと求めた。
この自民党が民主党に敗れた原因を考えた。自民党が国民のために何をするのが本来の政治か考えてきた。
自民党の最大の約束は経済を大きくし、復活させ、国民の懐に金が回るようにすること。「このこと一点に集中してあらゆる政策を動員していきたい」。
経済は85年のプラザ合意ころからあやしくなり、バブル経済、バブル崩壊、そして円高、デフレの時代が続き、この10年で国民の収入もGDPも1割減った。「これでは自民党に対して、おい、いったい何をやってんだと言われて当たり前」。民主党は子ども手当、農業者戸別所得補償制度を訴えたが、民主党政権は自民党時代以上にさまざまな問題が生まれた。中国、韓国、ロシアとの関係もうまくいかなかった。
自民党が経済を立て直すために、ひとつは規制緩和。安倍総裁はもうひとつ、金融政策を打ち出した。もっと日銀に働いてもらう。そして民間も頑張り、3つがあいまって景気は潮目が変わる。安部総裁がデフレ対策をやるといった途端に円安になり、株価が上がった。
「日本の経済を立て直し、なおかつ経済を大きくしていく、そのことだけが日本をしっかりと強い国にしていく」ことで、政権についたら安倍総裁を中心に「わたしたちは鬼になって日本の経済を立て直す」と約束した。