「県央地域に舞台芸術を育む会」(福本徳子代表)は、16日午後4時から加茂文化会館で、県内でも珍しいオーケストラの生演奏によるバレエ公演「くるみ割り人形」全二幕を行う。
中央からゲストダンサーを迎え、新潟市の「エムズダンスアート」、燕市の「さゆりバレエスクール」、三条市の「アキコバレエアソシエイション」の3つの地元スタジオからのダンサーなど総勢45人が出演。演出・振付の同公演総監督は、アキコバレエアソシエイションの小林明子主宰が務める。
演奏は磯部省吾さんを指揮に「新潟セントラルフィルハーモニー管弦楽団」(石丸凉子代表)。中央から7人のゲストを迎え、40人近い編成になる。会場の加茂文化会館は、舞台と客席の間にオーケストラ用の演奏場所「オーケストラピット」が設けられた県内でも珍しい会場で、同文化会館での使用もめったにない貴重な機会だ。合唱は三条ジュニア合唱団。
同会は、県央地域に子どももおとなも舞台芸術を親しむ環境をつくろうと9月に発足。「くるみ割り人形」はクリスマスシーズンに多く公演され、年末に「第九」が歌われるように、県央地域の冬の風物詩として定着すれば、「地域に夢、芸術を学ぶ人に目標、子どもたちに希望」をもってもらえるのではと初めて公演する。
チケットは全席自由で、前売り4,000円、当日4,500円。前売りは、チケット事務局(電話:080-8724-0399、坂井さん)に電話予約をすれば当日、会場での引き渡しもできる。同会では「ひとりでも多くの人に喜んでもらえる舞台をつくっていきたい」と話しており、大勢の来場を呼びかけている。