16日午後4時から加茂文化会館で開かれるバレエ「くるみ割り人形」全二幕の公演を前に、15日にリハーサルが行われ、県内では珍しいオーケストラの生演奏によるバレエ公演の最終チェックが行われた。
同公演は、県央地域に子どもからおとなまで一緒に舞台芸術を愛好できる環境を作っていきたいという思いでことし発足した「県央地域に舞台芸術を育む会」が主催。
リハーサルでは、大きな舞台装置が設置されたステージで、出演者は衣装をつけて本番同様に演じた。オーケストラは、ステージ前の座席を取り外して現れた「オーケストラピット」で、舞台の進行にぴたりと息をあわせての演奏を行った。
「くるみ割り人形」は、聖夜を舞台に幻想的なメルヘンの世界を繰り広げる。バレエを見たことのない人でも、子どもたちのかわいい演技やプロの美しさ、衣装や舞台演出など、オーケストラの音楽とともに、優雅な気持ちを味わいながらさまざま角度から楽しめるステージだ。
同会では、「より本物を目指して毎年続けていく」としており、次回移行につなげていくためにも、その第1回となるメモリアル公演にひとりでも多く鑑賞してほしいと来場を呼びかけている。チケットは全席自由で、当日4,500円。午後3時20分開場、4時開演。