衆院選新潟県第4区で菊田真紀子氏(43)=民主・前=は、金子恵美氏(34)=自民・新=に敗れたものの比例代表北信越ブロックで復活当選を確実に。一度はあきらめて「地獄」を見たが、復活当選の知らせに「議席をいただいた代議士という意味では同じ」と強気な真紀子節を取り戻していた。
午後10時40分ころ、支持者ら約百人が集まった選対事務所に菊田氏が姿を現し、声を詰まらせて敗戦の弁を述べ、支持者との握手にこらえきれず涙がこぼれ落ち、ハンカチを目に当てた。それから復活当選が伝えられるまで1時間半余り。残った20人ほどで万歳にわき、だるまの目も入れた。
菊田氏は「地獄を見ましたけど、最後の最後で本当に皆さん、貴重な一票一票を最後まであきらめずに与えてくださったので、とっても重い議席だと思います」と顔を紅潮させて話した。
「比例で復活するという風には思ってなかったので、もうあきらめてました」。小選挙区では新潟県の6区すべてで民主党が議席を失い、「みんな一緒に頑張ってきた仲間が議席を得られなかったから、その分も本当に頑張らなきゃなと思います」と覚悟を示した。
当選した以上、「議席をいただいた代議士という意味では同じですから、そういう意味ではわたしは3期9年間の経験もあるし、地元の皆さんからもいろんなご要望もお聞きして即戦力として精一杯やらせていただきたい」と金子氏にはない実績に自信も示していた。