三条市の33小中学校すべては21日、そろって2学期の終業式を行い、曜日の関係で実質的には例年より3日も早く冬休みに入った。
2学期から第二中学校と一体となった新築校舎に移転した一ノ木戸小学校(西山宗彦校長・673人)では、9月2日の始業式から約4か月、新校舎での小中一体校の学校生活を一区切りした。
昼前から体育館で終業式を行った。西山校長は、「きょうで2学期が終わります。2学期は新しい校舎でいろいろな活動、そしてしっかりと勉強ができたと思います」とし、「3学期も、もっともっと自分たちの生活がよくなるように頑張ってほしい」と話した。
こことしは「あきらめない心」、「あいさつ」、「ありがとう」の3つの「あ」を頑張ってほしいと児童に求めた。あいさつでは、3年生が毎朝、第二中学校の生徒玄関前に立ち、毎日あいさつをしてくれたとして、「あいさつを通じて中学生との絆も深まったと思います」というエピソードを紹介。始まったばかりの小中一体校の学校生活だが、日常のなかから自然なふれあいが生まれていることを喜んだ。
「明日から、いよいよ楽しみにしている冬休みは家族と絆を深める大事な時間です」と話し、「3学期の始業式には全員、元気に登校してください」と願った。
終業式の前に、2学期の通知表を受け取り、学校を清掃を行い、終業式後は各教室で給食を食べた。新校舎での給食は、校内の調理場で作る自校方式に変わっており、配膳していた児童たちは「おいしくなったよ、給食大好き!」と、作りたてのスープなどを盛り付けていた。3学期の市内の各小中学校の始業式は1月8日。