燕市国上、道の駅国上の「道の駅記念きっぷ」が21日、同所の「味処 花てまり」で販売開始され、初日は35枚が売れた。
昔の鉄道の硬券を思わせるデザインの厚くて硬い紙の切符でサイズは約3×8センチ。表面には道の駅国上の名称、裏面には来年4月21日に地元分水地区で行われる第71回分水おいらん道中の紹介文とおいらんのイラストがある。
裏面には通し番号の6けたの数字が印刷され、それが連続の数字かぞろ目だと、表面の道の駅のマークが金色になるほか、ランダムに赤や緑のマークに変わる。表面には日付ナンバリンのスタンプも押し、1枚180円で販売している。
購入の一番乗りは新潟市に住む「道の駅記念きっぷ」収集家。道の駅駐車場で車内で前泊し、「000001」の番号のきっぷはもちろん、人に頼まれた分も含めてひとりで26枚をまとめ買いした。ほかにもまとめ買いがあり、結局、初日は5、6人に合わせて35枚を販売した。
道の駅記念きっぷは、株式会社アプト=北海道札幌市=の企画で、希望した全国の道の駅だけで販売している。12月10日現在で全国の道の駅996駅のうち660駅が販売し、県内では35駅のうち18駅が販売し、国上で19駅目となった。
初日の売れ行きについて道の駅国上の運営スタッフは「まずまず」。昨年度までは休業していた年末年始を今年度から休まず営業することにしたため、それに間に合うように発売を急いだ。
「きっぷがたくさん売れるのはもちろんうれしいですが、お客さんがここに来てくれるきっかけになればと思います」と足を運んでくれるよう期待している。問い合わせは道の駅国上のふれあいパーク久賀美(電話:0256-98-0770)へ。