“笛人(ふえびと)”こと燕市のフルート奏者、本宮宏美さん(28)のセカンドアルバム『輝(かがやき)』リリース記念ライブが22日、燕市文化会館で開かれ、会場にはほぼ満杯の550人が来場し、2時間余りにもわたって本宮さんの笛の音を堪能した。
本宮さんは昨年4月に音楽事務所「オトノハコ」=新潟市西区=に所属し、12月にファーストアルバム『息吹』をリリースしたのに続き、この日、セカンドアルバム『輝』をリリース。それを記念したライブで、本宮さんにとっても初めてのホールコンサートとなった。
二部構成で休憩時間には衣装替え。一部は少人数編成のアコースティックが中心、二部は最大7人編成でエレキギターやキーボードも加わり、本宮さんはフルートにワイヤレスマイクをつけてステージの袖にも移動して演奏した。
バラードやイージーリスニング風の曲をはじめ、ブルースやロックンロールなどフルートとは遠いと思われる曲も含めて、本宮さんさまざまなテクニックや表現を駆使して自由自在にフルートを奏でた。
16曲を演奏したあと、「オトノハコ」に所属するシンガー、小宮陽子さんとタカハシナオトさんもゲスト出演してアンコール2曲を披露し、割れんばかりの拍手が響いた。先に本宮さん
の表敬訪問を受けて鈴木力燕市長は約束通り来場し、「引き出しがたくさんあるね」と本宮さんの幅広い音楽性に感心しきりだった。