三条市(仮称)第一中学校区統合小学校校名等制定委員会が25日開いた第4回委員会で、同委員会としての第一中学校区小中一体校の校名候補最終案を「嵐南小学校(らんなんしょうがっこう)」に決めた。
平成26年春に開校予定の第一中学校区の四日町、条南、南の3小学校が統合する小中一体校の校名は、市民から公募した78の校名案の提示を受けて前回、8つに絞り込み、同員会の最終案として「嵐南小学校」1案に絞ったもの。今後は、1月25日の教育委員会定例会に報告し、教育委員会が決定する。そのあと、条例の関係などで議会の議決をもって正式に決定される。
午後1時半から市役所栄庁舎で開かれた委員会は、新潟大学教育学部宮薗衛教授を委員長とする全委員12人が出席。前回の協議を踏まえ、委員長を除く委員11人がふさわしいと思う校名案を1点ずつあげた。8人が「嵐南」、3人が「南四日町」としたが、協議し、全会一致で「嵐南小学校」がふさわしいと意見をまとめた。
「南四日町」の提案には、同校の建設される地名であり、統合する条南、南、四日町の3小学校の文字が入っているとして推す意見があり、「嵐南」は広域すぎるという意見もあった。
嵐南地区は2004年の7・13水害で被害を受け、被災した委員からは「嵐南は水害や洪水にさらされたイメージがし、思い出したくない」という声があった一方、「水害からの復興したということで、あえて嵐南」が好ましいとする委員もいた。
地名を研究している委員は、「嵐南」はもともとは四日町や三条駅周辺エリアだったが近代化するなかで範囲も広がり発展してきたのではないかとする考えを述べ、嵐南は逆に「力強いイメージがある」とする意見もあった。
また、「校歌及び校章の選定方法について」の協議も行われ、事務局案では、いずれも公募だったが、委員から「校歌についてはプロに任せた方がいい」とする意見が複数あり、校章は原案通り公募としたが、校歌の選定方法については、公募や委託などいくつかの案を次回1月18日の第5回委員会で事務局が示すこととした。