燕市仲町、グループホーム仲町(新田容子センター長)はクリスマスイブの24日、「クリスマスパーティー IN つばめの茶の間」を開き、新体操、コンサート、バルーンアートと盛りだくさんの内容でイブを過ごしてもらった。
燕市ジュニア新体操クラブ(門谷淳子代表)の育成コースに選ばれている6歳から10歳までの女の子6人による発表に始まり、五十嵐文さん=新潟市中央区=のサックスと川村由美さん=新潟市西蒲区=のキーボードでコンサート、骨髄バンク命のアサガオにいがた理事の稲田哲三さん=三条市南新保=がバルーンアートを披露。グループホーム仲町の入居者をはじめ、近所のお年寄りなど約60人が来場した。
燕市ジュニア新体操クラブは発足からまだ1年で、うちうちの発表会を開いたが、いわば外部公演はこのパーティーが初めて。子どもたちが以前から踊りたがっていたPerfumeの曲「レーザービーム」にあわせて新体操を生かしてオリジナルの振り付けをつくった踊りや新体操の手具、リボンを操るテクニックを披露した。さらに子どもたちは、紙のクマのイラストの裏にメッセージを書いたペンダントを入居者の首にかけてあげた。
髪をきれいにまとめてバラの花を飾った女の子が登場すると、お年寄りは「ばーか、かわいげらねー」と目尻を下げ、外は雪が舞う天気に、肩を出したウエアを来た子どもたちを「寒そうらね」と心配。子どもたちが前後、左右に開脚したり、ブリッジしてそのまま後方に回転したりといった柔軟性にお年寄りは目を真ん丸にし、「おーっ!」、「大したもんだ!」と大きな声を上げて驚いていた。
コンサートでは懐メロの「りんごの唄」を一緒に歌ったり、演歌の「女の出船」にぐっときたり。五十嵐さんはあまり生で聴ける機会のない音の低いバリトンサックスで「妖怪人間ベム」の主題歌やクラシック曲も披露。さらに「名探偵コナン」の主題歌に子どもたちは目をきらきらさせ、最後は「お正月」や「雪やこんこ」を子どももお年寄りも一緒になって大合唱した。
バルーンアートの稲田さんは、ボランティアに役立てようと10年前からバルーンアートを始めた。風船でハートやプードル、花などを作ると、喜んだのは子どもたち。バルーンをもらうと大喜びで、作ってほしい風船をねだり、出演者も一緒になってみんなでイブの1日を楽しんでいた。