燕三条地域を三条のカレーラーメン、燕の背脂ラーメンで盛り上げようと有志でつくる「燕三条ラーメン王国」は26日、三条市・南児童クラブ(佐藤知威主任指導員・児童70人)の子どもたちの熱烈なラブコールを受けて初めて「カレーラーメンの歌」の出前ミニコンサートを行った。
「カレーラーメンの歌」は、燕三条ラーメン王国が高校生の作詞し、それを作曲し、歌う会社社長矢代秀晴さん(48)=燕市南6=が率いるトリオバンドはCDを自主製作し、NHKの「熱血!オヤジバトル」で決勝ライブに出場している。
さらに小学生とのワークショップで「カレーラーメン体操」をつくり、そのプロモーションDVDを作成した。燕三条ラーメン王国は11月に開かれた燕市内の児童クラブの主任会議で、そのDVDを出席者にプレゼントした。
南児童クラブでは、さっそく児童にDVDを見せると、児童は一気に3時間もぶっ続けで繰り返し鑑賞。歌も体操も自然に覚えた。そんな児童にちょっとクリスマスには遅いがプレゼントをと、燕三条ラーメン王国に南児童クラブでのミニコンサートを依頼した。
燕三条ラーメン王国では、三条マルシェをはじめイベント出演で「カレーラーメンの歌」を披露することはあるが、「カレーラーメンの歌」がメーンのコンサートの依頼は初めて。喜んで引き受けた。
矢代さんのエレキギターの弾き語りに燕三条ラーメン王国代表の会社社長梨本次郎さん(39)=三条市東本成寺=が本番直前に練習した打楽器、カホンを演奏、さらに燕三条ラーメン王国の木村譲さん(39)=三条市島川原=がMCを務めた。「カレーラーメンの歌」はもちろん、矢代さんのオリジナル曲やアニメ主題歌、Jポップなどを6曲を演奏した。
児童クラブは3年生以下の小学生約60人が参加した。児童にとって生演奏を目の前で見るのは物珍しが先に立ち、遊戯室のステージで演奏するお父さん世代のライブに目を丸くして見入っていた。
最後に生演奏に合わせてみんなで「カレーラーメン体操」。この日のためにちょっぴり練習を重ね、思いきり体を動かして一糸乱れぬ体操を披露。お礼にと児童8人がラップに乗ったダンスも披露した。
コンサート後は、ローカルスター矢代さんを囲んで少し緊張した表情で握手を求めた。コンサートを楽しみにしていた児童は、カレーラーメンの歌は「最初は覚えられなかったけど、歌ってるうちに覚えた。楽しかった」と話していた。