三条市・中央市場でことし最後の二・七の定期露店市、松飾りやしめ縄、塩引鮭など年越しや正月用品が並ぶ (2012.12.27)

ことしもあと5日となった27日、三条市のJR北三条駅西側の中央市場で二・七の定期露店市が開かれ、真冬の寒さの中で松飾や、しめ縄、塩引鮭など年越しや正月用品を買い求めていた。

この日の三条は明け方の最低気温が-2.6度。雪が降るなか正午まで氷点下の厳しい冷え込みが続いた。この日の定期市には、年末年始の臨時を含めて97店が出店。まだ暗い午前6時に開店し、しめ縄やマツ飾り、ユズリハやナンテン、もち、きな粉、ギンナン、塩引鮭やタコ、サトイモ、レンコン、かまぼこなど年越し用や正月用品を並べる店がほとんど。

同所での定期市は、ことし最後で、例年、年末年始用の買い物に訪れる人でにぎわうが、荒天に見舞われたせいか例年より少なめと話す関係者もあった。それでも鮮魚を扱う店は、塩引鮭やタコが売れ、多数の空き箱が積まれていた。

また、高架下にも雪が吹き込んでハクサイやキャベツなど商品を白く覆い、七輪を足元に置いたり、ヤッケやダウンなど何枚も重ね着した出店者が雪をはらいながら販売。買物客は目当ての品物を袋に入れてもらうと、「おめさんたち、きっついね〜」と感心し、「風邪ひくなね、来年もたのむいね」と年末のあいさつをして足早に帰っていった。

同所では31日に恒例の歳末臨時市が開かれ、花や鮮魚、モチなどの30店近くが出店。新年は7日から始まる。また、三条市内、もう一カ所の四日町市場の「五・十」の市は、年内は30日に開かれ、年明けは1月5日から。