もう2つ寝ると「お正月」となった30日、「うさぎもち」でおなじみ(株)きむら食品=木村金也社長・本社工場燕市吉田東栄町=は本社で「うさぎもち☆感謝祭2012」を開いた。同社発表で約4,000人が来場者し、もちの直販やもちつき、カレー雑煮のふるまいなどで一足早く正月気分を味わってもらった。
大みそかの31日についたモチを食べて翌年も元気にという願いを込めた「年越しモチ」の習わしにちなみ、1年の感謝の気持ちを地域に還元しようと毎年開いている感謝祭。午前9時の開始前から家族連れなど大勢の人が訪れ、直販コーナー、お雑煮&お汁粉ふるまい、うさぎもち商品試食コーナー、同社のマスコットキャラクター「もちもちブラザーズ」とじゃんけん大会などそれぞれに長蛇の列ができ、会場の倉庫内はごったがえした。
同社は前日29日が仕事納めで、この日は社員有志約70人が出社してイベントの運営を行ったほか、ゲストに新潟アルビレックスベースボールクラブの3人の選手と「アルファくん」と「もちうさぎ」の着ぐるみも登場した。
直販コーナーでは、木村社長も社員とともに売り子を担当し、切れ目のない買物客の応対に追われた。鏡もちやのしもち、冷凍の焼きおにぎりや一口いなりなどを買い求めて、買い物袋で両手がふさがった人も目立った。三条市から訪れた人は、「30日は、寺泊とここ」と年末の買いものコースと決めている人もいた。
もちつき大会はアルビBC選手もきねを振り、会場からの「よいしょ!、よいしょ!」のかけ声にあわせてもちをついた。子どもたちのもちつき体験も手伝い、一緒にカメラに収まっていた。
また、雑煮のふるまいでは、同社オリジナルのカレー味の雑煮が初登場した。カレーの香りが食欲をそそり、子どもたちも「おいしい」とモチとの相性もばっちり。家庭の雑煮にカレー粉を加えるなどしても楽しめそうと、正月料理に飽きたころの新しい定番にもなるかもしれない味と、好評だった。