三条市と三条市体育協会は1日、第8回三条市元旦マラソン大会を開き、明け方からの大雪にもかかわらず昨年を24人上回る史上最多の1,422人が参加。仮装の部も新設して元気に元旦の三条を走り抜けた。
昭和48年の旧三条市時代から通算すると、ことしで42回目となった恒例の元旦マラソン。事前に申し込んだ1,154人とオープン参加の234人、歩け歩けコースに34人の計1,422人が参加し、2年連続で史上最大規模を更新した。
午前8時過ぎから三条市総合体育館で開会式を行い、ことしも3キロコースに出場する国定勇人市長は、「ことし一年も輝かしい年になるように」と新年のあいさつした。
参加者を代表して第二中学校3年生の坂井柾風さんが選手宣誓。10回ごとの継続出場者表彰では、10回25人、20回6人、30回2人、同大会3人目となる40回表彰で安田進さん(72)の計34人を表彰した。
前夜からの雪が明け方いっそう強く降り、前日0センチだった積雪は午前9時に23センチ(三条市消防本部南分遣所観測)にも積もった。スタート地点の体育館前は歩道や道路脇に数センチの積雪があり、通行止めにした道路は消雪パイプが作動して、黒いアスファルトは見えるもののシャーベット状の雪がところどころ覆っていた。
競技は、雪の降るなかでのスタート。例年通りの3キロコース、5キロコース、10キロコース、歩け歩けコースの4種だが、今回「楽しさ参加者が日本一」の大会を目指すとして、仮装したランナーが競技に参加する「仮装の部」を新設した。
仮装での順位はつけないものの、事前の申し込みで30人、オープン参加も含めると約40人が参加した。アニメのキャラクターのコスプレや、人気芸能人やランニングシューズなどオリジナルの仮装をした参加者は笑顔でスタートし、一緒に走るランナーをはじめ沿道で応援する人たちを楽しませ、レースを盛り上げた。
また、「新春 三条市元旦マラソン大会」と朱色の筆文字で書かれた応援の小旗が、沿道で声援をおくる人に配られた。子どもから大人までが「頑張れ〜」と傘を片手に小旗を振り、「や〜、いいね。箱根駅伝みたいらね」と応援する人も一体感を感じて楽しんでいた。