官庁仕事始めの4日、鈴木力燕市長は午前8時40分から吉田庁舎議場で集まった100人近くの職員を前に新年のあいさつを行った。
ことしの大事業は何といっても新庁舎が完成し、5月の大型連休明けに新庁舎へ移転すること。それを鈴木市長はことしのえとの“ヘビ”に例え、脱皮を繰り返して成長するヘビのように新庁舎移転を機に「さらなる脱皮」を図り、「市民のために地域の発展のために取り組んでいく、非常に大切な年」と位置づけて職員も「新たな脱皮をして新たな仕事スタイルにしっかり変革」を求めた。あいさつの全文は次の通り。
皆さん、新年明けましておめでとうございます。ことしもどうぞよろしくお願いします。昨年は本当に皆さんにも一生懸命やっていただいたおかげでですね、いろんなマスコミにいい話題を取り上げていただく、そんな一年だったという風に思っております。
『つばめっ子かるた』、『燕ジュニア検定』、これが具体的に完成し、いろんな取り組みが始まりました。メガソーラー発電所というですね、これも全国先駆けて市町村レベルでの完成と、その後の『子ども応援おひさまプロジェクト』につながっていくということで、非常にこれも全国的にも注目されるプロジェクトができました。
さらにはですね、この吉田庁舎で言えば産業の関係、海外に関係するいろんなプロジェクト、このスタートだったという風に思っています。
いろんな形でですね、これまで取り組んできた施策が具体的に形になってあらわれた。申し忘れましたけれども、ヤクルトスワローズとの連携事業のなかにも『つば九郎米』というのが本当に人気を博すというようなこともありました。
いろんな取り組んできたことが形になってあらわれ、本当に具体的な形でですね、燕市の新しい取り組みというのが、注目されると、そんな一年だったという風に思っております。
これも本当に皆さま方のですね、一生懸命取り組んでくれた成果だという風に思っております。心より感謝申し上げます。
さて、ことし新年でございますけれども、いよいよ新庁舎が竣工するということで、5月の連休明けから新しい庁舎のなかでですね、今まで分散していた庁舎、職員が一緒になってこれから、さらなる燕市の発展に向けて取り組む、そんな大切な年だと思っています。
ことしは、巳年ということで、ヘビは脱皮を繰り返しながら成長していくということでございますけれど、燕市もですね、新庁舎移転というのを機にですね、さらなる脱皮を図ってですね、市民のために地域の発展のために取り組んでいく、非常に大切な年だと思っております。
そのためには、今までの古い殻というものを脱ぎ捨てるということが大切です。今までのやり方でいいのかどうか、常にですね、見直しながら進めていく、これが今まで以上に求められる。今までは分散していた、それが一種の言い訳になったかもしれません。
良く連携がない、連携がないと言われてましたけど、庁舎が分散しているからというのが、言い訳になってたかもしれない。でも、これからはひとつの職場で一緒になってやらなければならくなったら、もうその言い訳は通用しないということだと思いますので、本当に横の連携、縦の連携をしながらですね、燕市の発展のために、市民サービス向上のために取り組む、これがわれわれにことし課せられた大きなテーマだと思っております。
そのためには本当にふだんの仕事を整理整頓、清潔から始まってですね、いろんな形で日ごろの仕事をしっかり見詰め直し、新たな脱皮をして新たな仕事スタイルにしっかり変革してですね、取り組んでいく、そんな一年にしたいと思っております。また、これから1年、皆さんとともに日本一輝く燕市を目指してですね、取り組んでまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。