三条市内の小さな子どもをもつ母親などでつくるママサークル「らぶべび」の手芸好きのママなどをメンバーに誕生した「ママサークルらぶべび☆クチュリエ」は、それぞれが得意とする子ども用の布小物や牛乳パックのいすを手作りして、三条マルシェやフリーマーケットに出店している。
核となるママサークル「らぶべび」(長谷川友紀代表・36人)は、三条市の子育て支援センターなどで出会った人たちが、小さな子どもをもつ母親の友だちづくりのきっかけになればと2010年の夏ころに結成。現在は、子育て中の母親や孫の面倒をみる祖母など30歳代から60歳代の幅広い年齢層で構成する。
月1回、子どもたちが喜ぶようなイベントなどを企画し、子どもと一緒にイベントを楽しんだり、病気や発育、食事など子育ての情報交換を行っている。市外から嫁いできた人も多いことから三条市の情報や生活など、幅広い年齢層や嫁や姑などの立場も生かしたアドバイスや情報交換も。また、「パパといっしょに遊ぼう会」の実施や家族参加のバーベキューも行い、未就学のころは交流が少ない「パパ」の交流の場にもつなげている。
その「らぶべび」で、三条市の子育て拠点施設「すまいるランド」のフリーマーケットに参加したのがきっかけで、作ることが好きな人が参加する「らぶべび☆クチュリエ」が発足した。
人形用のおんぶひもや布団、レッスンバッグ、ティッシュケース、マスク、スタイなど、母親の目線で「こんなものがあったら」を形にし、フリーマーケットや三条マルシェなどに出店している。
子ども用の手作りの布小物や牛乳パック製のいすが主力商品で、基本的にはメンバーそれぞれがオリジナル商品を自宅で製作し、グループで出店するスタイル。子育てに忙しい環境でまとまったものが作れなくても出店できると始めたが、リピーターやオーダーもあり、「声をかけてもらうとうれしい」と予想外の励みになっている。
メンバーの作品は、昨年12月20日から1カ月間の期間限定で三条市本町2、ふれあい広場「スマイル本町」で販売している。1月26日に三条市厚生福祉会館などで行われる「三条マルシェ」にも出店する。