三条シティセールス事業実行委員会は、2月8日のレセプションを幕開きに9、10日とIID(アイアイディー)世田谷ものづくり学校=東京都世田谷区池尻2−4−5=で「三条のものづくりぐるっと体験フェスティバル」開き、三条市の優れた道具を使ったワークショップで三条市のものづくりの技術や製品をアピールする。
8日のレセプションは午後5時から8時まで関係者だけを対象に開き、9、10日はいずれも午前10時から午後5時までワークショップイベントを行う。ワークショップは、三条産の最高のニッパーを使ったプラモデル作り「親子で作るプラモデル」や「世界にひとつのクッキー型作り!」、三条産の大工道具を使った木琴作り「きって けずって 木琴を作ろう」、多様な鍛冶製品の展示紹介と体験「鍛冶の技展」、鍬(くわ)の写真展と鍬の正しい使い方のプレゼンテーション「くわの話」などを行う。
IID世田谷ものづくり学校は、旧世田谷区立池尻中学校校舎を利用した廃校跡地再生プロジェクトとして2004年10月にスタート。デザイン、建築、映像、食などさまざまな分野のクリエーターに教室を開放し、ワーキングスペースとして機能している。
その「ものづくり」に関心の高い人たちが集まるスペースで三条市のものづくりの技術や精神にふれる機会を提供し、三条市のものづくりのイメージ定着とファンの拡大を図る。さらにIID世田谷ものづくり学校や首都圏で活躍するクリエイターなどとつながりをもつことで将来、三条市のものづくりの発信について協力してもらうなど、交流が広がる関係を構築する。
国定勇人市長は、「ここのブランド力も今回の体験イベントの中で力を貸していただきたいという意味合いもある」とし、「多くの首都圏の方に足をお運びいただき、三条のものづくりの魅力を感じてほしい」と来場に期待している。