1月10日の「110番の日」を前に、三条署は9日午後3時からイオン三条店駐車場で、来店客にちらしや啓発用品を手渡して正しい110番の利用方法などを広報した。
三条署員と少年補導員、ボランティア団体などの計40人が参加。店舗の入口付近に「一月一〇日は一一〇番の日」や「鍵かけしてますか?」とあるのぼり旗を立て、パトカーのマイクを使って「110番の日」をPR。三条市環境マスコットキャラクター「エコちゃんサンちゃん」も応援に駆けつけた。
あわせて警察官やパトカーのイラストが入った紺色のバックに110番通報の適切な利用促進や振り込め詐欺被害防止を呼びかけるちらし、ハンドタオル、自転車用のワイヤーロック、ポケットティッシュなどを入れた広報グッズを買い物客に配布した。
平成24年の三条署管内の110番通報の受理状況は前年より331件減の5,165件。うち、警報関係、交通関係、けんか・口論、災害、保護・救護など本来の緊急通報を要する110番通報事案は全体の46.6%の2,408件で、このほかは緊急を要さない案件で、要望・苦情・相談、各種照会、続報などがあり、21.9%、1,129件がいたずらだった。
三条署によると、110番通報はすべて新潟の警察本部につながり、本部から各警察署やパトカーなどに無線で指令が送られる。110番したら警察官の質問に落ち着いて答え、事件や事故の現場がわかるように正式な地名や番地、近くの大きな会社や店の名称を具体的に答える。
携帯電話の110番通報は、位置情報の確認が難しいこともあるので、その場にとどまって通報する。その土地に明るくなければ、よくわかる人から通報してもらう。
110番は緊急通報用なので、緊急ではない相談や問い合わせなどは警察相談室「♯9110」または、三条署(電話:0256-33-0110)へ電話してほしいと呼びかけている。また、この日は毎月6と9のごろ合わせ「6・9(ロック)の日」にちなんで、JR燕三条駅で自転車盗難被害防止もあわせて行った。