熱気に包まれたトークライブからちょうど1年、再びstuio-Lのコミュニティーデザイナー山崎亮さんを三条市に迎えて19日午後6時半から三条東公民館でまちづくりシンポジウム「まちの幸福論」が開かれる。
前回に続いて三条市やNPOさんじょうなどで構成する三条市ESD協議会(川瀬和敏会長)と、さらに市と民間団体が連携して中心市街地のにぎわいを取り戻す「三条まんなかプロジェクト」(相場浩会長)が主催する。
山崎さんによる講演のあとパネルディスカッション、質疑応答を行う。パネルディスカッションは「三条まんなかプロジェクト」の相場会長がコーディネーター、山崎さんと地元でまちづくりにかかわる人たちがパネリストを務める。9時に終わる。
山崎さんは1973年愛知県生まれで、Studio-L代表、京都造形芸術大学教授。「人と人をつなぐ」ことを第一に考え、まちの課題を、まちに住む人たちの手で解決するための方法を提案する「コミュニティーデザイン」で離島、地方自治体、公園、病院などさまざまフィールドで活躍し、一昨年にテレビ番組『情熱大陸』や『クローズアップ現代』の出演で注目を集めた。
昨年1月、三条市ESD協議会は山崎さんを講師に燕三条地場産業振興センターで「三条まちなかトークライブ」を開き、約200人が来場した。30歳代のまちづくりに関心があり、すでにまちづくりにかかわっている人など意識の高い人が多く、異様なほどの熱気に包まれた。
あれから1年。地域や商店街を盛り上げる団体やまちづくり団体などさまざまな分野や形で活躍する人が集まって相互の協働のあり方を考え、次世代のまちづくりや活動のあり方を模索する。
「三条まんなかプロジェクト」の相場会長は、「前回はうわさ先行でしたが、山崎さんからさまざまなことを感じとれたのではないかと思います。しかし、そこで得たものを日常や活動に落とし込み切れていないのかなという感じがして、今回はみんなでひとつの絵を描ける状態にするためのスタートにしたいと思います」と次のステップへの足掛かりとなることを期待している。
参加費は無料、定員100人で定員になりしだい締め切る。参加申し込みは電話かファクス、メールで。申し込み、問い合わせ先は次の通り。
三条市経済部地域経営課
Tel:0256-34-5511(内線336)
Fax:0256-36-5111