1年で最も寒さが厳しくなるころとされる「大寒」だった20日、三条は正午ころを中心に晴れ間が広がり、最高気温5.8度、最低気温1.1度と穏やかな陽気だった。
それでも場所によっては雪が舞うこともあり、安定した天気とは言えなかった。
この日の午後、三条市保内公園の熱帯植物園はガラス張りの室内に日がさんさんと注ぎ、寒暖計は22度を示していた。新潟なら5月下旬から6月上旬の最高気温並みで、防寒衣などはとても来ていられない汗ばむくらいの暖かさだった。
ブラッドバナナやパパイアが実り、極彩色の花が咲いて花の香に満たされ、「大寒」であることを忘れさせてくれる、まさに常夏だった。