NPO法人地域たすけあいネットワーク(加藤裕子理事長・三条市本町6)は、ことしもカレンダーを製作して会員に配布。経費削減で企業カレンダーが減るなか、地域たすけあいネットワークの活動や地元の親しみのある風景を撮った写真を使ったデザインが好評だ。
フルカラーのA4判サイズの冊子を上下に開くタイプのカレンダーで約800部を作成した。2カ月ごとに下のページにカレンダー、上のページにその季節にあった写真をデザインした。
地域たすけあいネットワークは、昭和17年建築の金物屋の建物「かじまちの家」に事務所を置く。1、2月のカレンダーには、かじまちの家の建物と庭にこんもりと雪が積もり、室内にあかりがともり始めた日没ころの情緒あふれる場面を撮った写真をデザインした。
ほかにも花見会や地域たすけあいネットワークの前を進む三条大名行列の傘ぼこ、紅葉した中庭と蔵、クリスマスイルミネーションで飾った入り口などを撮っ写真を並べており、地域たすけあいネットワークの1年のサイクルがわかるようなカレンダーになっている。
たすけあいネットワークでは、たすけあい事業、介護保険制度事業、自立支援法制度事業を行っている。約600人の会員があり、個人で入会金1,000円、年会費2,000円で会員になるとさまざなサービスを利用できるが、会員にならずに利用できるサービスもある。
会員から地域たすけあいネットワークの良さを知ってもらい、会員になって良かったと思えるようにとカレンダーを作成するようになってことしで3年目。会員には無料配布し、それ以外でも1部500円で有償頒布している。
内容は毎年、見直し、すべてのページに地域たすけあいネットワークの電話番号を大きく表示したり、一昨年にかじまちの家にオープンした「コミュニティ・カフェ ふらっと」の営業日が一目でわかるようにしたり。「おかげで毎年、カレンダーできるのを待っていてもらえるようになった」と反響を喜んでいる。カレンダーに関する問い合わせは地域たすけあいネットワーク(電話:0256-34-2448)へ。