JAにいがた南蒲(吉田文彦代表理事組合長)は28日、国道8号線沿いの三条市福島新田丁地内の旧店舗並びに新築した金融特化店舗の「いちい支店」(高山栄支店長)をオープンし、30日までの3日間はオープニングイベントを行っている。
オープニングイベントは、新店舗に来店して通帳取引や各種相談をした人に粗品のティッシュペーパーやパック牛乳をプレゼント。新規の定額貯金や定期積み金を30万円以上契約した人には、お掃除ロボット「ルンバ」やみそが当たるお楽しみ抽選会を行っている。
いちい支店の旧店舗は、1963年の建築から50年たち、現存する同JA管内の店舗では最も建築年の古い建物だった。老朽化や耐震性の問題で建て替えが急がれていたが、同所が国道8号の拡幅で善久寺交差点の改良工事に伴う用地買収の影響もあって今回、旧店舗隣に新築した。
新店舗は鉄骨造り平屋建て。国道に面した駐車場側が大きなガラスで外光が差し込み、アイボリーを基調としたカウンターや天井、壁面とあわせて明るく柔らかな印象だ。
隣接する資材センターと旅行センター・ローン営業センターの2施設も建て替える計画で、旅行センター・ローン営業センターは5月末、資材センターは9月末に新施設が完成する。
いちい支店は、金融と共済を扱う金融に特化した店舗で、組合員ではない一般の人でも、ほかの金融機関と同様に利用できる。高山支店長は、「金融機関として、お客様に選んでいただける店舗にしたい」と言う。接客業務は「明るい対応、短い待ち時間」を心がけ、金融機関は待ち時間がかかるイメージがあるが、できるだけ短くスピードアップしてほかの金融機関との差別化を図ろうと意識している。窓口の営業時間は、午前8時半から午後3時まで。