26日、三条市で今年度最後の「三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」が開かれ、暴風雪警報が発表される大荒れの天気に見舞われたにもかかわらず、主催者発表で昨年1月並みの1万2,200人の来場者でにぎわった。
三条市厚生福祉会館体育館をメーン会場に道路をはさんで向かいの三条市役所低層棟下の駐車場も会場に昨年1月の6割増しの63店舗が出店した。外は積もった雪が凍ってつるつる。目も開けて入らないほどの吹雪になることもあったが、体育館に入れば出店者と来場者が荒天を忘れさせてくれるような熱気だった。
3割近くが新規出店で、三条市が開設した創業塾「ポンテキア」の受講者の出店もあれば、三条市と交流を深める佐賀県武雄市の特産「レモングラス」を使って開発したパンやスイーツも。三条マルシェで久しぶりに会う顔もあれば、新しい出会いもあり、物の売り買いだけではない魅力が詰まっている。
ステージでは県内のゆるキャラが登場、JTBのツアーで新潟市からの30人のファンとともに会場入りした新潟のアイドルユニット「RYUTist(リューティスト)」は、ゆるキャラとのコラボも含めて完成度の高いステージを披露。そして前回の三条マルシェで人気を集めた三条プロレスが今回も笑って熱中できるパフォーマンスを繰り広げた。
今回は初めて三条の食材を使って趣向を凝らした1杯300円の鍋の販売数を競う「ごった鍋グランプリ2013」が行われた。6店が競った結果、三条市役所に勤務する福島県南相馬市出身の元力士、佐藤聖幸さん(24)の「ちゃんこ鍋」がグランプリに輝き、諏訪田製作所=三条市高安寺=特製のつめ切りの抜き型を使って縄文土器をかたどったトロフィーを受けた。特別賞はこれでもかというほど三条産食材を詰め込んだレストランMIYOSHI=三条市石上2=の「三条雪肌鍋」が特別賞を受けた。
また、前回の昨年10月の三条マルシェで初めて会場に利用したパルム1跡地で、今回は26、27日と「まんなかCAMP〜at パルム1跡地〜」が行われた。スノーピークのバックアップでキッズスノーモービル体験、冬のキャンプ疑似体験。参加者は、まちのど真ん中での貴重なアウトドア体験を楽しんでいた。