小型農業機械製造業(株)ホクエツ=浅野智行社長・燕市物流センター2=は30日、ことしも環境保護に役立ててほしいと同社のグリーンマネーから4万6,888円を燕市に寄付した。
午後1時半に浅野社長と同社宅配トマト事業部の坂井衛係長の2人が市役所吉田庁舎を訪れ、浅野社長から鈴木力市長に善意を包んだのし袋を手渡した。
同社の宅配トマト事業部は、日用品や家庭用雑貨を販売。取り扱い商品のひとつに県央地域で回収した牛乳パックを原料の一部に再生したティッシュペーパー「グリーンセイビング」がある。
その売り上げの2%を「グリーンマネー」の名称で積み立て、平成4年から毎年、燕市などの自治体の環境保護に役立ててほしいと寄付している。燕市への寄付は今回で21回目で、通算の寄付総額は91万4,784円に。インフルエンザが大流行した2011年は除菌・消臭スプレー「アミスティー」を寄付したこともある。
「グリーンセイビング」は200枚組、6個セットで480円。ふつうのティッシュペーバーと違って粉が出ないのが、花粉症の人に好評で、外箱がなく、環境に優しい。
鈴木市長は市長室で昨年、もらった「グリーンセイビング」を使っている。浅野社長は、三条市役所と加茂市役所の売店が「グリーンセイビング」を扱っていることを紹介し、5月に開庁の新庁舎に設置される売店での取り扱いをと鈴木市長に求めた。鈴木市長は売店に入る業者が決めることだが、業者に伝えることを約束した。