30日の三条の最高気温は3.7度にとどまったが、くもりで時々、日も差し、風もな穏やか陽気だった。
明け方までの最低気温は0.5度、最高は3.7度。1時間ごとの毎正時の観測で、気温が3度を超えたのは10時だけで、それ以外は2度前後の寒さだった。
市街地にある三条市消防本部南分遣所の積雪の観測は22センチだった。同じ市内でも山手の下田地区では、その数倍から十数倍の積雪だ。
ハクチョウの飛来地で知られる森町地内の五十嵐川では、この冬も多い日は300羽を超えるハクチョウが飛来している。30日の夕方も300羽近いハクチョウが集まった。日中はえさを求めて飛び回ったハクチョウは、夕方になると根城に戻り、澄んだ冷たい水が流れる川面に浮いたり、岸に上がったりして羽を休めていた。
この冬、三条市は飛来地のすぐそばに「森町白鳥の郷公苑駐車場」を設置した。アスファルト舗装で、除雪した雪が積み上がって狭くなっているが、普通車を20台ほど駐車できる。駐車場は鶴亀橋下流側の右岸土手上にあり、河原に下りるとハクチョウに手が届きそうな距離まで近づける。これほど間近でハクチョウを見られるのは珍しく休日は市外からも見物客が訪れる。
飛来地へは北陸自動車道の三条燕インター、栄スマートインターからそれぞれ車で約50分。問い合わせは三条市営業戦略室(電話:0256-34-5511・内線418)へ。