6日の三条市は朝から本格的な雪となり、一部にしか雪が残っていなかった市街地もあっと言う間に一面の銀世界に逆戻りした。
三条市消防本部南分遣所の観測では、雪が降り始めた午前9時の積雪は7センチで、午後3時には18センチまで増えた。日中の気温は、明け方の1.3度が最高で、最低は-0.7度。日中は0度前後の厳しい寒さが続いた。
降雪は1月30日を最後に記録してなく、ここ1週間はまとまった雪が降ることはなかった。市街地の道路や住宅の屋根などに積もった雪はとけていたが、再び道路も屋根も白く覆われた。
三条市の下田地区でもまとまった雪となった。景勝八木ヶ鼻も湿った柔らかな雪が積もり、雪化粧した。頂上付近と裾の木々の枝は着雪して真っ白になり、雪の花が咲いた。
道路わきは今も除雪された雪がおとなの背丈より高く積み上げられているが、「立春」を過ぎたせいか、相変わらずの白と黒だけの墨絵のような冬景色にも春の到来を予感するから不思議だ。