三条市が平成24年10月から平成27年3月まで風力発電装置の開発を委託した市内企業など6者からなる「E-Cubic研究開発共同体」が、国内初の風力発電に関する国際専門展、第1回国際風力発電展「WIND EXPO 2013」に出展し、三条の風力発電装置製作技術をPRする。
リーマンショック移行、市が進めてきた産業支援事業の三本柱のうちのひとつ、次世代産業創造プロジェクトとして小型風力発電に取り組んできたもの。風速が弱いところでも回ってしっかり発電するというコンセプトに見合った風力発電装置を構成する主要要素の羽根、発電機、蓄電機、制御システムをこれから2年余りかけて開発していく。
そのうち、これまでも先行的に取り組んできた羽根の部分と、昨年から力を入れ始めた発電機の試作品を出展する。
「WIND EXPO」は27日から3月1日まで東京ビッグサイトで開かれ、世界15カ国、300社よる風力発電に関する製品が一堂に出展する商談展。国定勇人市長は「果敢に風力発電分野への参入に挑戦するとともに、日本および世界に三条の技術をPRしていきたい」と期待している。「E-Cubic研究開発共同体」を構成する6者は次の通り。
▲シマト工業株式会社▲株式会社野島製作所▲板垣金属株式会社▲一関工業高等専門学校・若嶋振一朗准教授▲エフテック株式会社▲有限会社アイエスマック