道の駅国上で初めて天神講菓子の色づけ体験、19人が菅原道真をかたどった金花糖の色づけに挑戦 (2013.2.12)

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燕市は10日、道の駅国上=燕市国上=で初めて天神講菓子の色づけ体験を行い、19人が参加して天神の菅原道真をかたどった金花糖に自由に色をつけてオリジナルの天神講菓子を完成させた。

10日、道の駅国上で初めての天神講菓子の色づけ体験
10日、道の駅国上で初めての天神講菓子の色づけ体験

親子での参加もあり、色をつけた天神講菓子は14個。小松屋=燕市下諏訪=の2代目、小島二三男さん(66)が指導した。小松屋の色つけは、長さ10センチほどに切ったタケの片側の口をサラシで閉じた道具を使う。ここに赤、黄、緑といった食紅をつけ、反対側から口で吹いて食紅を飛ばして菓子に吹き付ける。

原理はエアーブラシ塗装と一緒で、べたっと色を塗る筆と違って、ぼかしを表現できる。小島さんも色づけを教えるのは初めてで、タケの道具も今回のために自分で作って用意した。

指導した小松屋の小島二三男さんが用意したタケとサラシで作った食紅を吹き付ける道具
指導した小松屋の小島二三男さんが用意したタケとサラシで作った食紅を吹き付ける道具

色づけは一発勝負なので、おとなも子どもも真剣。小島さんに匹敵するような完成度の高い色づに成功した人もいれば、白い部分がなくなるまで色をつけて迷彩柄のようになったものもあった。

夫婦と子ども2人の4人で参加した燕市佐渡に住む家族は、「おじいちゃんが毎年、金花糖の天神講菓子を買ってきてくれるんですが、ことしはもうあるからいらないと言わないと」と、子どもが色づけした天神講菓子をビニール袋に入れ、店に並んでいるようなパッケージにして持ち帰った。

親子で目を凝らして色づけに集中
親子で目を凝らして色づけに集中

小島さんは毎年、何千個と天神講菓子を作る。色づけは手間のかかる作業だが、「面倒だ言っても商売だから、きれいにやらんと」と話していた。

このあとも天神講菓子の色づけ体験は、16日午前10時から道の駅国上、さらに燕三条駅の燕三条ウイングで17日の午前10時半からと午後1時半からの2回行う。最後の燕三条ウイングの2回目は飴屋本舗=燕市燕=が粉菓子の天神講菓子で指導し、参加費650円、ほかは小松屋=燕市下諏訪=が金花糖の天神講菓子で指導し、参加費600円。参加申し込みは会場の道の駅国上(電話:0256-98-0770)と燕三条ウイング(電話:0256-34-7310)へ。

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