三条市出身で東京でイタリアンレストラン経営の小松岳史さんが「第19回メニューグランプリ」の予選を勝ち抜いて21日の決勝に挑む (2013.2.15)

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三条市出身で東京でイタリアンレストランを経営する小松岳史さん(41)が、「ふるさと」がテーマの日経レストラン主催「第19回メニューグランプリ」の予選を勝ち抜き、21日に国際ホテル・レストラン・ショー開催中の東京ビックサイトで行われる決勝に出場する。

21日に国際ホテル・レストラン・ショー開催中の東京ビックサイトで行われる「第19回メニューグランプリ」決勝に出場する三条市出身の小松さん
21日に国際ホテル・レストラン・ショー開催中の東京ビックサイトで行われる「第19回メニューグランプリ」決勝に出場する三条市出身の小松さん

メニューグランプリは、「プロによるプロのためのメニューコンテスト」で、料理とデザートの2部門。今回のテーマは「ふるさと」。全国から411作品の応募があり、昨年10月の1次審査で50作品にしぼられ、12月の2次審査で決勝進出の8作品が決まった。

小松さんは今回、初めてエントリーした。ふだんから三条産や新潟産の食材を使い、東京のレストラン発で三条や新潟を紹介している。妻から「こういうの(コンテスト)に出て優勝したら、もっとたくさんの人に新潟や三条を知ってもらえるいい機会じゃない」と勧められて初挑戦した。

小松さんは「こしひかりの焼きリゾット 根菜と地鶏のラグー添え」で料理部門にエントリーした。新潟の郷土料理「のっぺ」から発想。新潟のコシヒカリを使い、三条産のサトイモをメーンにした冬の根菜をトマトの入ったホタテとトリのソースで煮込み、イタリア料理の味に仕上げるという。

小松さんは、東京都目黒区の「RESTAURANT GUST(レストラン・グースト)」のオーナーシェフ。三条市の条南小学校、第一中学校、三条東高校を卒業し、東京の大学へ。卒業後は、やりたいことを探しながら2年間アパレル関係の仕事に就いた。

「海外で生活をしたい」という思いを実現する手段として、もともと好きだった料理を修行しようと思い立ったのがシェフの道へ進む入り口だった。東京のレストランで4年間働き、2000年の冬にイタリアに渡り、そしてスペインへ。再び、東京に戻り新宿・小笠原伯爵邸、札幌を経て、2006年に「レストラングースト」をオープンした。

2009年に同店で「BUONA ESPERIENZA DI SANJO 豊穣の三条-晩秋2009-」を開いた。それをきっかけに三条の農家などと知り合い、三条や新潟の食材も扱うようになった。2011年3月には東日本大震災の三条市内の避難所で炊き出しをした。三条シティセールス事業実行委員会が9日に東京都世田谷区で開いた「三条ものづくりぐるっと体験フェスティバル」のレセプションにも協力した。

小松さんに代わって二・七の定期市で野菜を買い求める母陽子さん
小松さんに代わって二・七の定期市で野菜を買い求める母陽子さん

コンテストの決勝に使う食材の一部は、三条市内で開かれる「二・七の市」で調達した。買い出しは三条市に住む母、陽子さんに頼み、サトイモ、ニンジン、ゴボウ、レンコンなどを買った。そのようすは日本テレビの朝のテレビ番組「スッキリ!!」で放送される同コンテストの取材を受けた。

決勝戦は21日の午後からで、グランプリ1作品と準グランプリ2作品が決まる。会場では燕市内の企業9社が出店するホテル・レストラン・ショーも開かれており、地元三条からの応援団も駆けつける。

小松さんは、新潟・三条の農家や若い人たちと接すると地域を盛り上げようという思いを感じると言う。自身の挑戦がそうしたふるさとの人たちのモチベーションが上がったらうれしいとも。いつかはふるさとに帰ろうと思っているが、帰省するたびに寂しく感じる町並みに踏ん切りがつかず、「にぎやかになれば、自分も」と願う。

すでに50倍以上の狭き門を勝ち進んでの決勝だが、「出るからには優勝したい」と言い、テーマ「ふるさと」の思いをどれだけ伝えられるかと話していた。

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