三条市雇用対策協議会が高校生企業訪問バスツアー、新潟県央工高2年生のうち64人が三条市内の企業を訪問 (2013.2.19)

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三条市内の高校生を対象に三条市内の企業訪問して生徒から三条市の企業への関心を持ってもらおうと三条市雇用対策協議会は19日、高校生企業訪問バスツアーを行い、県立新潟県央工業高校2年生のうち希望した64人から市内企業のものづくりの現場を見学してもらった。

19日行われた三条市雇用対策協議会の高校生企業訪問バスツアーで、ミツワ金属を訪問した県央工高2年生
19日行われた三条市雇用対策協議会の高校生企業訪問バスツアーで、ミツワ金属を訪問した県央工高2年生

毎年行っているツアーで、参加した生徒は5つのコースに分かれて午後から各コース2社を訪問した。初めて訪問先になった三条市福島新田、ミツワ金属株式会社(相場健一郎代表取締役)には、14人が訪問に訪れた。

同社に昨年入社した部品調達の担当者と品質検査や管理の担当者から仕事の内容などについて話を聞き、工場内を見学した。

相場健一郎代表取締役の話を聞く生徒
相場健一郎代表取締役の話を聞く生徒

同社は1946年にプレス工場として創業し、農業機械部品の製造を主体に事業を拡大してきた。一貫生産に力を入れており、工場内にはプレス機械はもちろん、ボール盤、溶接ロボット、巨大なレーザー加工機が並び、まるで工作機械のデパートのよう。そのなかで黙々と作業を続けるプロの仕事の現場に、学校の作業服に作業帽の生徒は目を輝かせて見入っていた。

一方で三次元測定機も導入して厳しい品質の検査、管理を行っていることも学んだ。海外との競争で品質の向上、納期の短縮化がますます求められており、取り引き先のほとんどが一部上場企業のこともあり、不良品率を下げないと取り引きしてもらえなくなる厳しさもある。

三次元測定機に食い入るように見入る生徒
三次元測定機に食い入るように見入る生徒

高卒の採用について聞かれた相場代表取締役は、これまでは欠員が出たり、設備投資したりといったときに採用してきたが、「今後は見直そうかと思っている」、「タイミングも考えて雇用していきたい」と話していた。


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