燕市で分水地区、燕地区に続く吉田地区の総合型地域スポーツクラブの設立式が24日午後2時から燕市吉田産業会館で行われ、それに続いて静岡県掛川市・掛川総合スポーツクラブゼネラルマネージャーの板垣晶行さんを講師に記念講演を行うので、広く聴講を呼びかけている。
24日行われる燕市・吉田総合型スポーツクラブ設立式にあわせて行われる掛川総合スポーツクラブゼネラルマネージャーの板垣晶行さんを講師に迎えた記念講演のちらし
記念講演は午後2時半ころからになりそう。掛川総合スポーツクラブは先進的な総合スポーツクラブとして全国に知られ、平成23年度文部科学省のスポーツコミュニティーの形成促進事業の拠点クラブとして認定された。
板垣さんは掛川総合スポーツクラブの設立からかかわっており、講演では「統合型地域スポーツクラブへの期待〜スポーツコミュニティーでまちづくり〜」をテーマに聴く。
燕市は燕市スポーツ推進計画として総合型地域スポーツクラブの全市展開に取り組み、成人の週一回以上のスポーツ実施率が50%以上となることを目指している。
総合型地域スポーツクラブは、地域住民の地域住民による地域住民のためのスポーツクラブ。具体的には、地域住民は会費を支払って会員となって活動に参加し、地域住民が自主的、主体的に運営し、スポーツ関係団体やPTA、企業、自治体などが協働し、市内の総合型スポーツクラブを束ねる燕市総合型スポーツクラブ推進協議会が支援する。
燕市内には、旧分水町時代の2003年に分水地区の「クラブスポーツバイキングぶんすい」、2011年に燕地区の「スポろ〜れ燕」の総合型スポーツクラブが発足しており、会員はそれぞれ800人、170人。残る吉田地区に4月1日、総合型スポーツクラブが発足することになり、当面は3つの総合型スポーツクラブで合わせて会員2,000人を目指す。
昨年4月1日に吉田総合型スポーツクラブの設立準備委員会(長谷川日吉委員長・委員16人)を発足し、「ビジョンよしだ」に事務所を置き、1年がかりで体験型の教室や地域でフォーラムを開いたり、先進地視察を行ったりして準備を進めてきた。設立後は吉田総合体育館に事務所を移す。
設立式には関係団体などから約100人が出席の予定。記念講演会は入場無料で誰でも参加できる。申し込みは必要なく、参加したい人は直接、会場へ出向く。問い合わせは事務局の「ビジョンよしだ」(電話:0256-93-6600)の永井芳一さんへ。