燕商工会議所運輸・情報通信業部会(山田貢市部会長)は、27日午後4時から同会議所でベトナム進出セミナーを開く。
オリンピア照明株式会社=東京都文京区本駒込=の浅野純也代表取締役が「中小企業がアジアへの進出で成功するには」のテーマで講演したあと、シンガポールのアセンダス社の日本マーケット担当、田山恵里子さんが「ベトナムの現況について」、ダイレクターテオドール・チャンさんが「アセンダス工業団地紹介」をそれぞれテーマに講演する。
オリンピア照明は燕市に新潟工場をもち、2003年に上海に中国工場を開設した。海外への進出の経験や事例を中心に聴く。
アセンダス社は、ベトナムや中国、インドネシア、フィリピンなどに工業団地をもつアジア最大規模の不動産開発業者。ベトナム南部に中小企業向け賃貸工場をもち、その紹介やベトナムに製造拠点を置く優位性などについて聴く。
燕市内の企業でベトナムへ工場進出を果たしたところはまだない。中国進出が盛んな時期があったが、さまざまな障害で思うような成果が上がらないなか、ベトナム進出の可能性を探る。
中国に比べてベトナムの方がローリスクと言われ、日本政府も東南アジアのなかではベトナムを有力視し、工場進出だけでなくマーケットとしての将来性や湾港施設の整備も期待されている。
セミナーに製造業はもちろん、卸関連業者の受講も待っている。定員30人になりしだい締め切る。詳しくは燕商工会議所(電話:0256-63-4116)総務課へ。