東京ヤクルトスワローズマスコット「つば九郎」は、先に鈴木力燕市長から「燕市PR隊鳥(長)」の就任要請を受けたものの、即答せずに「6さま(宮本慎也内野手)」の意向を確認してからと回答を保留していたが、「6さま」から要請受諾の許可があったことを20日、ブログ「つば九郎ひとこと日記」で明らかにした。
20日のブログの記事のタイトルは「つばめしのみなさま。」で、つば九郎は「みやもとさんから、ご〜ごご〜っ!さいんを〜ぱちり。」と、宮本選手がつば九郎にならって筆談している写真を掲載した。
写真で宮本選手が胸の前に掲げたスケッチブックには、「つばめ市PR隊鳥引き受けなさい!!」、「ギョーザは山分けで!!」とあり、つば九郎は「うらそえ(スワローズのキャンプ地の沖縄県浦添市)にて、みやもとさんから、きょかをいただきました〜!」と報告した。
さらに、「なので〜すずきしちょう、ざ〜ぎょうは、みやもとさんと、やまわけです、でへへ。」、「つばめしPRたいちょうにんめいも、ちかいかな・・・。」と書き、宮本選手が「鈴木力市長様へ」、「つば九郎がお世話になります!!」と書いたスケッチブックを掲げた写真も掲載し、「しちょうしつの、これくしょうんが、ふえますね〜へでで。」とも。
燕市はスワローズとのコラボレーション事業を進めており、つば九郎は2月2、3の2日間、燕市を訪れて「2DAYS つばめ市鳥(長)」を務めた。そこで鈴木市長とつば九郎は共同記者会見を行い、席上、鈴木市長はつば九郎に「燕市PR隊鳥(長)」就任を要請した。
鈴木市長はギャランティーとして、「つば九郎米」、ビールと清酒「飛燕」2896ミリリットル、エダマメ2896グラム、燕餃子2896個を提示したが、つば九郎は「6さま(宮本選手)にきいてきます」と即答を避けた。
振り返れば昨年暮れ、初めてFA宣言を行使したつば九郎を「偉そうにFAしてる誰かさんに喝を入れて残留させましょ!!」とブログ上でいさめた宮本選手に、「しょんべんちびりそう」になった、つば九郎。燕餃子の山分けも条件に宮本選手からつばめ市PR隊鳥を引き受けるよう指令が出た以上、内定、あるいは当確といった状況だ。
これについて鈴木市長はブログで、宮本選手からの就任許可に「やったぜ!!」と喜び、「でもやはり衣笠社長さんの許可もいだだく必要がありますよね。よし、近いうちに社長さんにお願いに行こう。」と衣笠球団社長と一刻も早くだめ押しの直談判をと張り切っている。
次の興味は就任がいつになるかだが、前回の来燕で今春も田植えに参加すると話していたので、それ以外のサプライズの可能性もありそうで、つば九郎の動向に目が離せない。