三条のまちなか文教エリアから学びと文化を発信する初めての「まちなか文化祭」が23、24の2日間、中央公民館、図書館、歴史民俗産業資料館、丸井今井邸の4会場で開かれている。
中央公民館が毎年、この時期に開いている教養講座と文化講座の受講生、その講座から生まれたクラブやサークルを対象にした作品展に代え、JR北三条駅南側の旧三条町に集中する4施設が相互連携して同時に開いている。
核となる中央公民館では、生け花、書道、日本画、水墨画、洋画、陶芸、紙人形などの作品展はこれまで通りで、館内の各部屋にぎっしりと作品が並んでいる。
「まちなか文化祭」に変わって23日は新しく大ホールイベントを行った。キッズ音楽発表会、三条小学校児童と三小相承会による和太鼓演奏や踊り、ハートフルフォークコンサートを行った。和太鼓演奏には約300人が来場した。三小相承会は三条凧ばやしの踊りの意味を来場者に解説し、児童はふだんは見る機会がないおとなの太鼓演奏に目をくぎ付けだった。
古本リサイクル大会も行った。24日は午前10時から午後2時まで裏千家教室・クラブの点前で茶会、午前10時から午後1時まで学びの体験コーナーで折り紙で作るひな人形とペン習字を体験できる。
丸井今井邸は2日間とも「歴史的建物とひなまつり」。三条のまちなかの歴史的建物と丸井今井邸の写真パネルとひな人形の展示を行い、ポストカードプレゼントやひな人形と一緒に記念写真を撮ってプリントをプレゼントしてくれ、正解するとオリジナルクリアファイルがもらえる丸井今井邸クイズを行っている。
歴史民俗産業資料館は2日間とも午前10時から正午まで「むかしのあそびにチャレンジ!!」でベーゴマやめんこ、おはじきといった昔の遊びを楽しめる。24日は午後2時から2時45分まで「なつかしお話し会」で職員が昔懐かしい語りや絵本の読み聞かせを行う。
図書館は蔵書点検期間中なので、イベント以外の利用はできない。2日間とも午前10時からと10時40分からの2回、蔵書点検見学会「蔵書点検ってなに?」を行っている。23日は古本リサイクル大会とお話の会を行い、24日は午前9時半から正午まで2013年カレンダープレゼントを行う。