三条市大崎地区の大崎コミュニティ(渡辺秀雄会長)体力づくり部会(佐藤敏行部会長)は24日、地元の「サンファーム三条」で初めてニュースポーツ「スカットボール」とボードゲーム「カロム」を行い、地元から30人余りが参加した。
スカットボールやゲートボールのようなスティックでボールをうち、ゴルフのパターのような要領で複数ある穴に入れて得点を競う。カロムはビリヤードのように自分のストライカーを相手のパックに当ててボードの4隅に空いた穴に入れるゲームだ。
いずれもルールは極めてシンプルだが、なめてかかるとこれがなかなか奥が深く、ゲーム性が高い。いずれも廊下に響くほど歓声がわき、参加した人たちはすっかり新しいゲームに夢中だった。
体力づくり部会は、スポーツで地域の人たちの健康増進を図ろうと40年近く前から毎年、ソフトボールやバレーボールの大会を開いている。技術やキャリアが物を言う競技スポーツなので、参加者があるていどそれぞれのスポーツの競技の経験者に限られることから今回、初めてスカットボールとカロムに目をつけて参加を募った。
すでにそれぞれの用具を1組ずつ買った。カロムに参加した部会長の団体職員佐藤敏行さん(57)=西大崎=は、「戦略的に頭も使うし、チーム戦もなるので仲間づくりにもなるのでは」。この日はたびたび吹雪になる大荒れで、「とくに冬は外のスポーツができないのでいいです。個人の技量が生かされるので、人気が広まっていくのではないでしょうか」、スカットボールについても「年配の人のスポーツのイメージがありますが、年齢に関係なく楽しめるのがわかりました」と話していた。