三条中央ライオンズクラブ(伊藤高史会長)と三条ライオンズクラブ(佐藤栄会長)は26日、ことしも両クラブの合同アクトとしてAED(自動体外除細動器)1台を三条市に寄付した。
午後0時40分に、三条中央ライオンズクラブから伊藤会長、土田美千代幹事、福田健男会計、鈴木一市民委員長、三条ライオンズクラブの佐藤会長と大野信一市民奉仕委員会委員長、酒井一成市民奉仕委員会副委員長の7人が市役所を訪れ、国定勇人市長にオレンジ色のAEDを手渡した。
両クラブは毎年、合同で奉仕事業を行っており、2004年に一般の人でもAEDの使用が認められて公共施設などにも設置が進み始めたことから、2006年から毎年、AEDを1台か2台、寄付している。
AEDを手に国定市長は、以前に比べてコンパクトになったと言い、人形を使った使用訓練の経験から「人形相手でもかなりどきどきした」。いざという時の物で、使わないことにこしたことはないが、一度でも練習しておく機会があるといいとも話した。
今回、寄付をしたAEDは定価が約50万円で、保内公園「緑の相談所」に設置される。機器の耐用年数が6、7年と聞き、継続的な支援をと求めていた。この1台を含めると、三条市の公共施設には、小中学校33校すべてを含め、計71台が設置されている。
また、これまで市の公共施設で使用されたことはあまりないようだが、ことしに入って大島小学校近くで土木作業をしていた人が倒れたときに同小学校のAEDが使われたと言う。