燕市民が元気を増進させる12のプロジェクトに取り組んだ成果を発表、体験してもらう「元気まつり2013」が3月2日午後1時から燕市吉田産業会館で開かれる。実行委員会では市民の気軽な参加を呼びかけている。
今年度のプロジェクトは前年度に続く「スマイル食Love」、「にこっち体操」、「劇団 花咲か でんでん(むし)」、「男性がもっと輝く会」、「つばめGO!GO!バスツアー」に、新設の「さきがけにこっちかわら版」、「トキメキプロジェクト〜着物ありがとう〜」、「ママもみがきたい」の3つを加えた12。合わせて市民約150人が参加した。それに佐渡市の「しまびと元気応援団」も元気まつりに加わる。
オープニングのあと、午後1時40分から各プロジェクトが会場でいっせいに体験会を行い、市民から自由に好きな体験会に参加してもらって活動の一端を体感してもらう。ことしは新たにステージを使った体験会も行い、これまでに増してにぎやかな会場になる。来場者が戸惑わずにさまざまな体験会に参加できるよう、ことしは会場入り口に受け付けを開設し、“おもてなし感”を向上する。3時40分からクロージング、4時に終わる。
燕市は、市民主役の健康づくりをと2008年3月に燕市健康増進計画「磨け!磨け!元気プランつばめ」を策定。健康を唱えるばかりでなく、病気と元気のバランス、病気の予防と同時に元気を増進しようと市民を中心に「元気磨きたい」を発足し、今年度で5年目になる。
年度ごとにプロジェクトを立ち上げて活動。元気まつりはその1年間の活動の集大成であり、解散式でもあると同時に次年度も新たに立ち上げるプロジェクトへの市民の活動を呼びかけるPRの場でもある。年々、規模を拡大し、昨年は約300人が参加している。
元気まつりに向けてプロジェクトの参加者18人で実行委員会を組織し、さらに広報、進行役、総合窓口の3つの班に分かれて会議も重ねてきた。広報では初めてほかの集まりにもPRに出向いた。ターゲットは参加の少ない男性。「待っていても来ないなら行ってしまえ」と、広報誌やちらしに頼るでのではなく、市内で開かれる将棋、卓球、体操、バレーボールなどの会へ出向き、対面して来場を呼びかけた。
いわば「宣材」としてオリジナルTシャツを130枚作った。オレンジ色のTシャツで、胸に「元気磨きたい」のキャラクター「にこっち」のイラスト、背中にプロジェクト参加者が書いた「燕市元気磨きたい」の筆文字があり、これを来てPRに回った。
本番まで残り3日と迫った27日は、最終5回目の実行委員会を開いた。会議は笑い声が絶えず、「元気まつりが終わったかのような“やった感”がある」と、本番を前にすでに十分な達成感を味わっていた。
PRに出向いた人は「一石を投じて得られるものがたくさんあった」、「出て行かなきゃ、あのわくわく感を味わえなかった」と話した。最後にみんなで円陣を組み、「えい、えい、おー!」と本番に向けて気勢を上げて締めくくった。元気まつりの問い合わせは燕市吉田保健センター(電話:0256-93-5461)へ。