燕三条地域のメーカーや商社が共同で運営するハウスウエアやキッチンウエアを中心とした地元各工場直結型の燕三条ファクトリーアウトレットストア「ストックバスターズ」=燕市物流センター2=の2号店、上越店が、3月1日に上越市の「上越ウイングマーケットセンター」にオープンする。
上越店は、北陸自動車道の上越インターチェンジから車で5分ほどのショッピングセンター内への出店で、店舗面積は約660平方メートル。営業品目は、燕の1号店と同じくキッチンウエア、ハウスウエア、アウトドア、DIY、ガーデニング、ギフト用品など約4,000アイテム。「理由(わけ)あって激安。」のキャッチコピーの通り、デットストック品やスリーピングストックなどの理由で流通に流せなくなった商品を5割から9割引きの値段で販売する。
ストックバスターズは、2002年10月、燕三条地域の40数社が共同運営でオープン。以来、10年余りたって参加企業数は107社に増えた。初年度の売り上げ1.1億円、来店客20万人が、2012年は売り上げは前年比18%増の2.7億円、来店者は28万人と伸びている。
オープンを前に25日、同店を運営する(株)ストックバスターズが燕商工会議所で記者会見し、上越店の概要などを発表した。同社の轡田秋夫社長はじめ、燕商工会議所の山崎悦次会頭、笠原庄司専務理事、日本金属洋食器工業組合の捧和雄副理事長、日本金属ハウスウエア―工業組合の池田弘理事長、燕物流センターの藤田進理事長が出席。燕商工会議所をはじめ、各業界団体がストックバスターズ上越店の出店で、燕産地のPRと活性化につながることなどに期待し、後押しをしていくと話した。
上越店について轡田社長は、長野県や富山県なども商圏に含む立地への初出店で、新たな顧客への燕三条産地や商品の情報発信の場になることも期待。社員は6人体制でスタートし、ニーズの多いカトラリーをはじめ包丁や刃物などの知識をもつなど、社員の質をあげるため研修を行っているという。
また、初年度の売上目標についての質問に、「まったくわからないが、希望としては年間1億円くらいの販売を」と話した。
上越店の営業時間は午前10時から午後6時までで、年末年始以外は無休。